Gmailで長らく運用してきたアドレスをGoogle Apps上で運用する独自ドメインのメールに移したいという要求が先日発生し、方法を調べた。
Google Apps Migration for Microsoft Exchangeというツールを使うと可能なようだ。 本来はExchange Serverからメールを移行するためのものだが、IMAPサーバーをSourceとすることでGmail -> Google Apps間の移行にも対応できる。
以下手順。基本的にはGoogle Apps アカウント間でメールを移行する – Google Apps ヘルプという公式ヘルプの補足。
1: [ドメインの設定] > [ユーザー設定] から [Provisioning API を有効にする] チェックボックスをオンにし、[変更を保存] 。
2: [高度なツール] > [OAuth ドメイン キーを管理する]から以下のチェックボックスをオンにしたのち、「OAuth コンシューマ シークレット」をどこかにコピペしてメモしておく。
3: ソフトをダウンロードしてインストール(Windowsオンリー)
以下URLからダウンロード
Google Apps Migration for Microsoft® Exchange
4: ソフトを起動後、以下のように設定、”次へ”
5: 以下のように設定 “次へ”
CSVの形式
これが公式ドキュメントだとよくわからないけども、 username@gmail.com#password, username@googleappsdomain.com という形式で書く。 メモ帳か何かで書いた上で、拡張子を.csvにして保存して読み込ませればおk。
6: その他の移行設定が必要であれば記入 “次へ”
7: 移行実行
あとは接続テストをしたうえでStartを押せば移行がどんどん進んでいくのだが、自分は以下のようなエラーに遭遇した。
原因は、学校の回線で行おうとしていたためにファイアウォールの影響でIMAP接続がうまくいかなかったことのようだ。 家の回線で試したらそのまますんなり通った。
また、移行にはかなりの時間がかかるので注意。 自分は3000通程度だったが、それでも5時間はかかったと思う。